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散歩中に自転車を追いかける
犬にとって動くものを追いかけるのは、自然な狩猟本能です。
自転車のほか、猫などの小動物を追いかける犬も多いものです。
この本能はたいへん根強く、かなりきちんとしつけられた犬でもつい出てしまう行動です。
たとえばシェットランドシープドッグは、もとはその名のとおり牧羊犬として改良されてきた犬種です。
羊の群れとともに行動し、群れから離れる羊があればもどし、群れを整えるのが本来の役割でした。
ですから家庭犬として飼われている現在も、散歩中に自転車が日の前を横切ると、群れを乱す羊に見えてしまうことがあるのです。
そこで、我を忘れて自転車に飛びつこうとするわけです。
シェルティのような牧羊犬にとって、何かのあとを追うというのは本能的に抑えがたい衝動なのです。
牧羊犬だけに限らず、犬はみな狼の子孫として、狩猟本能を持っています。
目の前でさっと逃げていく猫や視界を横切る自転車を追いたくなるのは、彼らの本能なのです。
追いかけをしつける方法
そんな強力な本能をしつけるには、やはりリーダー(飼い主)のコントロ−ルしかありません。
飛びかかりそうになった犬を制止できるだけのリーダー(飼い主)としての魅力、そしてふだんからのしつけがものを言うのです。
まず、アイコンタクトをはじめとする毎日のしつけを、改めてきちんとやり直してみましょう。
そして自転車や猫を追いかけようとしたら、飼い主はひと声かけて「おすわり」をさせます。
このとき指示をきかないようならば、犬の心に働きかける飼い主さんの力がまだ足りないのです。
いざというときに愛犬が家族に集中力を向けないということは、愛犬が家族を真のリーダーだと認めていないということになります。